子宮内膜症 生理痛 流産の漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
20代の頃に子宮内膜症と診断され、その後結婚して子作りを始めましたが、なかなか子供が出来ずクリニックへ通い始められました。
ご来店された時には、子作りを始められてから4年が経っていました。2か月前に流産されたばかりとあって、疲れきっていて元気も気力も失っているといった様子で、女性の特有の頭痛、冷え、肩こり、生理痛など全て当てはまるような状態でした。
体も華奢な方でしたので、まずは元気を取り戻す為、お体に合った漢方薬をおすすめしました。とても様子が気になりましたので、最初は2週間に一度通って頂きました。食事には気をつけておられましたが、お仕事もされておらず、なかなか外にも出ないし運動もしないという事でした。
この時期の季節は秋口から冬に入ろうという頃で、血流が非常に悪くなっておられました。まだあまり活発に運動をできる状態ではなかったので、1日2回(5分程度)の足湯とお風呂の後の軽いストレッチを提案しました。
3ヶ月ほど経った頃、頭痛、肩こり、生理痛などが起こらなくなりました。冷える部分も全身ではなく一部の箇所だけになってきて表情も少しホッとされたように思いました。
5ヶ月を越えた頃には精神も安定され、顔色が良くなり、血流の悪さもほとんどみられなくなってきたので、この頃から周期に合わせた漢方薬を飲んで頂きました。
その後、2回目の周期で妊娠されました。ご懐妊後もまめに通われ、その時期に合ったお薬と食事や体調管理のご相談を続けた結果、無事に元気な赤ちゃんをご出産されました。
お会いした時の印象は、体は華奢ながらもとても活発なお嬢さんと言った感じの方でした。しかしながら、ゆっくりお話を聞いていると子作りを始めてから4年が経過し、流産を経験したことから『子作り』についてとても過敏になり、目にするもの耳にするもの全てが恐怖で2ヶ月程家に閉じこもっておられたそうです。
しばらく漢方薬を続けて頂くと女性特有の症状はほとんど和らぎ、とても明るい印象になられたように感じました。その頃、ご本人も「本来の自分に戻って来た気がします」とおっしゃっていました。体も心も健康に近づき、子作りに対しての意欲も取り戻され、私も少しホッとしました。
周期調節法に切り替えてから2周期目で妊娠されましたが、流産の経験もある方なので、嬉しさの反面、不安や心配を抱えながら慎重に妊娠初期を過ごされていました。その甲斐あって、元気なお子さんをご出産されました。本当におめでとうございます。
『もう一人子どもが欲しい』とおっしゃられていましたね。次回もまた一緒に頑張っていきましょう。育児中も何か相談事があれば、いつでもご来店お待ちしております。
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